暑い毎日が続く
アジア特有の蒸しーっとした吸い付くような暑さ
今日もリハビリへ通う
大きな病院なので、今日も、満員御礼のごとく
たくさんの患者さんが出入りしていた
病院にお世話になり始めて早四ヶ月
病の方は絶えることなく
又リハビリ室も同じ
病院に入るとその中は快適な温度に保たれ
涼しく、汗をかくことはない
だからといって
先日入院したばかりの私にとっては
どんなに暑くとも
そして、雨に降られようとも
気は早いが涼しく、寒くなろうとも
外の空気を感じられるということが
とても、とても幸せだ
綺麗ごとでない
病室から見える外の景色は当たり前でなく
自宅に帰る人々の背中を見送りながら
切なくなる
暑さ、寒さの当たり前のことすら満足に感じることができない
病室から見下ろした満開の桜
綺麗ではあったが
やっぱり桜は見上げて、その下を歩きたい
ふと今日こんなことを思った
ここに書こうかどうか・迷ったが
一人皆さんに紹介したい方がいる
久保田五十蔵(いそし)さん
奥様の千秋さんとともに
大分県竹田で久保田農園を営み
無農薬で有機栽培を手がけ
食物の持つパワー、口から入る物の計り知れないエネルギーを証明すべく
土と向き合い、作物と会話をしながら正直に野菜たちの持つ力を存分に引き出し
それは私たち消費者の口に入るところまで届く野菜作りをされている方だ
損得勘定なしかとも伺えるほどのこだわりぶりと、
野菜の味を最大限に引き出すことに研究に研究を重ねている
「研究者」の目だ。
その味は口に含み味わえば忘れることはなく
丁寧に真心をこめて作られた野菜たちは
自らの体の味方となってくれる
私たちの体は食物で支えられている
毎日必ず向き合う
一口一口、口に入れるものをおろそかになどしないで
感謝し味方にすることができたら
必ず自分の体が語りかけてくれるはずだ
久保田さんの野菜作りは愛に始まり愛に終わる
一番の原動力は家族への愛
それは久保田さんの畑に一歩降りればすぐに分かることだ
かといって難しい方ではない
美味しいものなら惜しげもなくお客さんに提供してくれる
こんなことがあった
例えば「種」
私が久保田さんとの思い出で印象深いものが・・
久保田さんの作る絶品かぼちゃを送っていただいたとき
「よかったら捨ててしまうのであれば
その種を取っておいていただけないでしょうか?」
と言われた時だった
「いいですよ〜」
と簡単に答えた後そのかぼちゃをごくシンプルな形で
いただいた瞬間台所へ取って返し
種を一粒残らず無事に久保田さんへ届けなければと
真剣に思い
その重大さを身にしみて感じた
美味しかったのだ
心から
私がこのかぼちゃを次に繋げる一手を握っているのだと思うと
同時に野菜というのは当たり外れではなく
生産者の心をとても反映するものなのだと心から感じた
もう長年のお付き合いである
テレビ東京の「自給自足物語」という取材で
出会った久保田さんだが
とにかく前を向いているその姿に
そして同じく母として満遍なく家族を支える
おかぁちゃん千秋さんの姿勢に感動し
季節のご挨拶、そして大好きな九州に重ね、
大分竹田の帰りたい場所として久保田農園は私の心を占めた
最初に出会ったときまだ始まったばかりの久保田農園に
奮闘する久保田さんを取材させていただいた
久保田さんは愛知県の方だ
農業をやるにふさわしい土地と
障害を抱えた息子さんたちにとって安住の土地を
探した上に行き着いた竹田
土は正直で作り手を試す
その正直が土に通じたとき野菜たちは自らが持っている
美味しさを全開で携え答えてくれた
野菜が久保田さんを応援しているのだ
順風満帆に生産量も増やし美味しいものを
たくさん作れるようになってきていた最近・・
二年前のことである
五十蔵さんは病に倒れた
無理が体の限度を超えたのだ
あるとき手紙で千秋さんから
「五十蔵さんの体調が余りよくない」と聞いた
何の病かは分からなかったのだが
深く聞けずに五十蔵さんのこと・・・吹き飛ばす!と思っていた
ところが病気は進行してしまったのだ
信じられない
短すぎる余命が宣告されるほどの病気だったにもかかわらず
すでに二年が経過した
病からも逃げることはせず
自分の作る野菜たちと、食事療法で病気と渡り合っているのだ
恐るべし久保田農園の野菜たち
詳しくは久保田農園(大分竹田)、
もしくは「むぎわらぼうし」のホームページに詳しい
久保田五十蔵さんでも検索できる
そして
久保田さんは畑に降り続けている
久保田さんが得意とするスイートコーンが今年も、
収穫の時期が来たと教えてもらった
子供たちに、本物の味を・・ももちろんだけれど
添加物に慣れてしまった舌をリセットするのには
ふさわしい久保田農園の野菜たち
試しにゆがいたものを一本子供にまま与えてみてほしい
親が喜んでくれるほどむしゃぶりつくはずだ
早速注文した
大好きな人に教えたくなる味に間違いない
どうか伝え続けてほしい
久保田農法を
又皆さんも味わってみてほしい
頑張れ
五十蔵さん!!久保田ファミリー
会いに行くからね